リサーチアイデアバンク

リサーチアイデアバンク 概要

日本外来小児科学会リサーチ委員会ではより多くの会員の皆様に積極的に研究活動に参加していただく目的で「リサーチアイデアバンク」を開設いたしました。「リサーチアイデアバンク」は会員の皆様が日頃の臨床の現場でちょっと疑問に思ったことや、「こんなことをしてみたら面白いのではないか」と何かアイデアを思いついたときなどに、そのテーマを登録していただき、リサーチ委員会が登録されたテーマをバンクとして蓄えるシステムです。リサーチ委員会は登録テーマの中で研究プロジェクトにまで発展可能なものを吟味し、選ばれたテーマは会員の参加を募りプロジェクトとして進める上でサポートいたします。アイデアバンクに登録されたテーマは会員に常時公開(日本外来小児科学会のホームページで閲覧可能)され、興味あるテーマについて基本的に会員は誰でも研究計画のリーダーや参加者になれます。誰かが思いついたアイデアを別の誰かが計画を進めていっても構わないシステムです。会員同士がアイデアをどんどん出し合い、ディスカッションを重ねて最終的にプロジェクトとして発展させて頂きたく思っています。なおリサーチ委員会では多くの魅力あるアイデアをしっかりとしたクオリティの高いプロジェクトに具体化する目的で、アドバイザーとして専門研究者(識者)の協力をお願いしています。
「リサーチアイデアバンク」にたくさんの研究アイデアが蓄積されることは本学会の財産がどんどん増えていくことを意味します。出来るだけ多くのアイデアを「バンク」として登録して頂きたく、会員の皆様のご協力をお願いいたします。

日本外来小児科学会リサーチ委員会
2003年7月17日掲載

バンクアカウント

アカウント#19
○尤度比を用いた有用な身体所見のランク付け
「この所見があるときに、この疾患の可能性が高くなる」という有力さの度合いを示す のには、感度/偽陽性率で定義される尤度比(Likelihood ratio)が用いられます。
数ある身体所見の中からどれを優先すべきなのか、数値として比較できるのがメリットです。
内科領域ではその集大成として『マクギーの身体診断学』(柴田寿彦監訳,エルゼビア・ジャパン社,2004(原著は”Evidence-based Physical Diagnosis” Steven McGee著、2001年刊)があります。
身体所見はアナログ情報ですので統一した取り方を決める必要はありますが、電子カルテと連動したデータ蓄積により「価値のある所見」のランキングができ、臨床医のカンに磨きをかけることになるように思います。
2005.1.6掲載
アカウント#18
○喘息発作に対する気管支拡張剤吸入の使用量に対する安全性の検討
2004.11.18掲載
アカウント#17
○母乳栄養児と人工乳栄養児で乳幼児期の感染症罹患頻度に差があるか
2004.4.18掲載
アカウント#16
○インフルエンザ・ウイルス感染後(7日目前後)に見られる遅発性脳症(仮称)の発生頻度について
インフルエンザ・ウイルス感染後の急性脳炎は発熱後1.5日ごろに起こるとされている。ところが昨年、インフルエンザ・ウイルス感染後の急性期が過ぎ、発熱が治まった後の発症より6,7日ごろに突然ぐったりして、ボーとし、まるで人格が変わったかのようになった例を2件経験しました。2例とも特別な治療をせずに徐々に回復していきましたが、その回復はゆっくりであり、2週間ほどかかりました。
2003.11.6掲載
アカウント#15
○ 2003.10.28掲載 2005.1.27抹消
アカウント#14
○日本外来小児科学会作成のリーフレットの保護者がみた評価のアンケート調査
例えば、「熱性けいれん」のリーフレットについて、熱性けいれんをおこした子 の親を対象に読んでもらったあとに
  • 言葉はわかりやすかったか?
  • けいれんをおこした時の対応について説明は十分か?
  • けいれん予防について説明は十分か?
  • 熱性けいれんについてさらに知りたいことはあるか?
などアンケート調査する。
2003.9.19掲載
アカウント#13
○小児科外来における院内感染の成立条件を探る!
日頃から小児科外来待ち合いにおける院内感染には留意しているつもりですが、少なからず院内感染と思われる症例も散見されます。以前、当院での水痘の院内感染については報告しましたが、参加施設を増やしたり、方法論を変更したりしてみてはどうでしょうか?
アカウント#12
○ 非経口的輸液療法(以下、輸液療法)開始基準のEBMは何だろう?
外来での輸液療法開始基準のEBMは何?と尋ねられると、困りませんか?感染性胃腸炎に限っても、排便後も確かにぐったりしていて、嘔吐が続きほとんど経口摂取できない場合はほとんどは輸液の適応と考えて良いと思いますが、施設によっては、1〉嘔吐があれば、2〉保護者の希望で、3〉明日は休診、4〉夜間のためあらかじめ・・・などの理由で点滴を行っている事例も多々あるように思います。そこで小児における外来での輸液療法開始基準作成を提案させていただきます。
まずはロタウイルスによる感染性胃腸炎にしぼってみてはどうでしょうか?方法としては1)はじめにアンケート調査して実態調査、2)その結果を見て本格的なリサーチを考える(例、研究群は全例に浣腸と経口輸液剤の処方、対照群は従来どうりで対応し、結果的に非傾向輸液や入院となった例や治癒までの期間を調査する)。
アカウント#11
○インフルエンザ流行時の学校又は学級内のインフルエンザ迅速検査の陽性率
「学級閉鎖は有効か?」
アカウント#10
○小児科外来受診時に付添い者が一緒に受診したいと思う頻度とその疾患や治療内容について
アカウント#9
○アデノウイルス感染症(咽頭炎、扁桃炎)の重症例に対するステロイド投与は是か非か
アカウント#8
○母乳性黄疸の治療
母親の卵中止は効果があるか?
アカウント#7
○ロタウイルス腸炎に伴うアチドージスに対するメイロン補正
アカウント#6
○血漿プロカルシトニン測定は小児の細菌感染症の診断にCRPより有用か
アカウント#5
○行動科学の面から、医師の治療方針に同意しなかったり双方の合意に基づく医療を行わなかった患者の行動傾向や思い込みのパターンを見る。たとえば、統計学的な意味を理解しなかったり、将来より現在に重きを置く、など漠然と臨床の場で経験しますが、思い込みの傾向を知ることで、診療の質を高めることにつながると思います。
アカウント#4
○外来での医療事故とニアミスについて。
小児科外来で医療事故とニアミスについてアンケートを取り、パターンを見る。
事故防止策をまたアンケートで募り、実施前後での件数を比較する。
アカウント#3
○喘息で臨床的に症状が認められないにもかかわらずflow volume curveで思春期近くになって閉塞のパターンを呈する患者がときどき見られる。
これらの患者の、非発作と思われて日常管理をしていたときの閉塞パターンの予後因子を知る。
アカウント#2
○家族内喫煙者のいる気管支喘息児の発作時および非発作時尿中ニコチン濃度
アカウント#1
○日本の麻疹ワクチンの接種率が低迷しているのはなぜか?
麻疹ワクチンが充分に供給され、ワクチンの保存や輸送手段も完備ワクチンを接種する医療機関も不足なく、多くの自治体で無料で行なえ国民の教育レベルも高いのに、日本の麻疹ワクチンの接種率が低いのはなぜか。

日本外来小児科学会・会員の皆様方へ

リサーチアイデアバンクにどしどしアイデアを登録ください。登録は別紙の申込用紙の様式にしたがって送信してください。公表されたアイデアをリサーチに結びつけたいときにはリサーチ委員会に連絡をください。サポートします。
なお、今後はアイデアをいただいたら順次ホームページで公表いたします。

リサーチ委員会
委員長 伊藤雄平
アイデア応募先はこちらから
FAX番号:0942-38-7187

「リサーチアイデアバンク」登録方法 ~思いついたらその時に!~

l . メールによる登録
アイデアバンク登録希望と表題を付け、
**********************************
1)テーマ、
2)氏名、
3)所属、
4)連絡先(住所、電話、FAX、メールアドレス)
**********************************
を記載して日本外来小児科学会リサーチ委員会 伊藤雄平宛にメールして下さい。
アイデア応募先はこちらから
2.  FAXによる登録
下記のFAX登録用紙をお使い下さい。 FAX番号:0942-38-7187
「アイデアバンク」FAX登録用紙
*****************************************************
日本外来小児科学会リサーチ委員会 伊藤雄平 FAX番号:0942-38-7187

テーマ:


氏名:

              所属(病院・診療所名):

住所:(〒     )

電話番号:            FAX番号:

(有れば)メールアドレス:

*****************************************************

バンクアカウントの引き出し方法

バンクアカウントのテーマの中から興味をひくものがあったり、または是非とも自分でリサーチをしてみたいと思った方は下記の手順で活用できます。

引き出し手順
  1. 簡単なものでかまいません。まず自分でプロトコールを作ってみましょう。それとともに調査研究方法検討会での討議を申し込んでください。調査研究方法検討会の連絡先は下記を参照ください。そこでの議論が煮詰まり、リサーチ委員会の了承が得られれば役員会の承認を受けて調査開始です。
  2. 多人数のデーターが必要なら「子どもネット」がお役にたてます。アンケート配送からデーター入力までのすべての業務を代行します。
  3. 調査費用については本学会の研究基金があります。

連絡先

リサーチ全般のお尋ね

リサーチ委員会
委員長:伊藤 雄平 (いとう小児科)
E-mail→こちらへ
「子どもネット」のページへ
リサーチ委員会トップページへ

調査研究方法検討会への参加連絡先

調査研究方法検討会
世話人:杉村 徹 (すぎむらこどもクリニック)
FAX 0942-52-6777
E-mail→こちらへ
調査研究方法検討会のページへ

研究基金運営審査委員会への研究基金申請

研究基金運営審査委員会
委員長:下村 国寿 (下村小児科)
FAX 092-883-3343
研究基金運営審査委員会のページへ
 (研究基金研究助成金申請の要項などがあります)

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