教育検討委員会

教育検討委員会 概要

委員長:萱場 潤

小児科研修医や医学生に対して外来・総合小児科学を教育することの大切さは今さら申すまでもありません。教育検討委員会では、学会員が自らの外来診療の場で教育に関わる準備と、よりよい方策について討議を教育検討会で行います。実際の指導のノウハウを実習指導者研修会で共有しています。当初よりの目的は以下の通りです。

  • 米国のレジデントプログラムや日本での試行を検討してカリキュラムを作る。
  • 必要な文献や書籍をいつでも借り出せるライプラリーを設立する。
  • 会員がオフィスで得た貴重な写真や録音、動画などを整理し、会員の利用に供するための資料センターをめざす。
  • 会員が実施した教育内容をレポートやビデオの形で保存し,他の会員の参考にする。

2013 年よりは、教育部会の他2つの委員会(生涯学習、医学生・若手医師支援)と協働し、学会員と医学生への教育にも寄与しています。

委員会所属検討会等一覧

教育検討会 病院における小児科学とは内容も体系も異なる外来小児科学を,これまで私たちは各自の工夫と熟意で身につけてきましたが,その蓄積を次世代に伝えていくことが必要です。学会員がそれぞれの診療の場で教育に関われば,教えられる側だけでなく教える側にも効果は大きいことでしょう。教育検討会は,そのために討議を行い実行します。
ホームケアガイド編集検討会 「お母さんに伝えたい 子どもの病気ホームケアガイド(医歯薬出版株式会社)」は本学会の独自性が発揮された本であり、外来のみらならず保護者にも活用されています。最新の外来小児科学の情報提供のため、改訂を継続する必要があります。保護者がアクセスしやすく、理解しやすく、実行しやすい子どもの健康問題に関する情報を検討し提供します。
実習指導者研修会
(2019年に解散)
2000年より自らの場で医学生を教える「小児科外来プライマリ・ケア実習」の指導者のために、自らの活動を知らせ、新たな指導法について学ぶ貴重な場でした。その後、全国の医学部に、この研修をモデルとした小児科外来実習がカリキュラムとして組み込まれることとなり、2019年を最後に発展的に解散いたしました。今後は「生涯学習セミナー」と「オープンクリニックネットワーク(質の向上委員会)」の中にその設立趣旨を引き継ぐことになります。

沿革

1994年8月
設立
1999年8月
医学生のための「小児プライマリ・ケア実習」開始
2001年5月
「外来・総合小児科学の教育検討委員会」から「教育検討委員会」に名称変更
2001年9月
「小児プライマリ・ケア虎の巻―医学生・研修医実習のために」(医学書院)発刊
2003年3月
「小児プライマリ・ケア龍の巻―卒後臨床研修の手引き」(医学書院)発刊
2004年6月
第1回Aloha! Seminar @ Hawaii University 開催
2010年1月
「外来小児科学講義録集」完成
2012年4月
第115 回日本小児科学会シンポジウム「小児プライマリ・ケアを極める― To Teach is To Learn Twice ―」開催
2013年
「生涯学習委員会」「医学生・若手医師支援委員会」設立
2018年
「ホームケアガイド編集検討会」設立
2019年
「実習指導者研修会」解散
2020年9月
「第5版 ママ&パパにつたえたい子どもの病気ホームケアガイド」(医歯薬出版)発刊

歴代委員長

1994年8月~1996年7月
橋本剛太郎
1996年8月~2003年11月
武谷茂
2003年12月~2009年12月
田原卓浩
2010年1月~2012年12月
横井茂夫
2013年1月~2021年6月
森田潤
2021年7月~
萱場潤

Copyright© The society of Ambulatory and General Pediatrics of Japan All Rights Reserved.